「昨日やったことは忘れてしまうが、何年も前のことは覚えている」 マーク・ハント欠場問題の背景

Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマは「昨日やったことは忘れてしまうが、何年も前のことは覚えている」 マーク・ハント欠場問題の背景です。


 

マーク・ハントが、予定されていた11月19日のUFCシドニー大会のメインイベントから外された。ことの発端は、『Players Voice』サイトに掲載されたインタビュー記事で、ハントが脳障害の症状が出始めていることを次のように告白したことだった。


 

私はおそらく、試合で死ぬのだと思う。

 

私は子どもの頃からずっと戦ってきた。苦境から抜けだすための戦いだ。かつては週に300ドルしか稼ぐことができず、食べるものにも困っていたが、今では世界有数のファイトマネーを取るようになった。これが私の運命だったのだと思う。これこそが私の天職であり、試合で死ぬことになったとしても、別にかまわないと思っている。ただ、もしそんなことが起きるなら、あくまで正直で公平な試合で起きてほしいと願う。

 

身体はボロボロだが、頭はまだはっきりしている。自分のことが分かるし、いいことと悪いことの区別も付く。そこが大事なところだ。

 

うまく寝付けないことはある。言葉に詰まったり、ろれつが回らないこともある。記憶力の状態はあまりすぐれない。昨日やったことを忘れてしまうが、何年も何年も前のことは覚えていたりする。それは格闘家であることの代償だ。ただ、私はたくさんの薬物使用者と戦い、ダメージを受けた。これは正しいことではない。


 

この記事内容を受けて、UFCでは次のような声明を発表した。

 

ハントが記事の中で明らかにした健康問題について、UFCではこれまで、かかる問題を認識しておりませんでした。選手の健康と安全はUFCの最優先事項であります。UFCでは選手が健康不安を訴えていることを知りながら、試合を組むことはありません。ハントにはまず精密検査を受けていただきます。

 

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